育毛効果がある『香り』成分について
育毛・発毛と言えば、すぐに育毛剤や育毛シャンプーを思い浮かべたり、アデランスやリーブ21、アートネイチャー等のカツラや植毛を想像する方が多いことでしょう。そこで、今回は新たな育毛効果についてご紹介したいと思います。それは育毛効果がある『香り』成分についてです。ショートケーキやいろんなスイーツなどに良く使われている“木いちご”があります。この木イチゴの香り成分である「ラズベリーケトン」には、育毛効果や美肌効果があるという研究結果が、名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授および原田直明准教授らのグループより出されました。この研究成果は、アメリカの科学誌「成長ホルモンとIGF研究」にも電子版にて掲載されました。
この研究グループによりますと、木イチゴの香り成分「ラズベリーケトン」を生理食塩水に薄めてから、体毛を剃った実験マウスの皮膚に4週間塗り続けた結果、発毛・育毛が見られました。つまり、毛の成長促進作用があったということです。この研究結果を元に、薄毛の被験者10人に毎晩1回を五ヶ月間、頭皮に木イチゴの香り成分「ラズベリーケトン」を塗り続けるといった実験を行いました。そうしたところ、男性型脱毛症の男性4人と円形脱毛症の女性1人において明らかに発毛・育毛効果が確認されたとのことです。
木苺の香り成分「ラズベリーケトン」
さらに5人の女性の顔にも木苺の香り成分「ラズベリーケトン」を毎晩1回を二週間塗り続ける実験を行ったところ、個人差はあったものの、平均すると確かに肌の弾力性が増したとの結果を得ることができました。
名古屋市立大大学院医学研究科の岡嶋研二教授らのグループは、これまでの研究結果において唐辛子の辛み成分「カプサイシン」には育毛効果および知覚神経を刺激して皮膚の衰えを防ぐ効果があるということは分かっていました。これら2つの成分「ラズベリーケトン」と「カプサイシン」は、実は化学構造が良く似ていました。これに着目して、今回の『育毛効果のある香り成分について』の研究を始めています。
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育毛効果のある香り成分で髪の毛の元となる毛母細胞を活性化
香り成分の「ラズベリーケトン」にも、「カプサイシン」同様に知覚神経の刺激によって髪の毛の元となる毛母細胞を活性化させる作用や、細胞の老化を防いだりするタンパク質の「インスリン様成長因子−I」の生成を促進させる作用があることを確認されました。このことから、香り成分の「ラズベリーケトン」はとても甘い香りなので女性用の育毛剤や化粧品などに応用した製品がこれから世の中に出てくることが考えられます。
「育毛効果のある香り成分」と言うことでしたので、多くの方は香りを嗅ぐだけで育毛・発毛効果があるのではと思われたことでしょう。ですが、実際にはこの香り成分「ラズベリーケトン」を育毛剤のように頭皮に塗らなければなりません。ですが、木いちごのジャムなどを頭皮に塗っても育毛効果はほとんど見られないので、そのような行動はご注意くださいね。